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2021年大会

50歳の夢 — 錦鯉・長谷川が証明した「年齢は関係ない」

史上最年長優勝と「おじさんの星」の誕生

優勝: 錦鯉

審査員数

7名

決勝出場

10組

最高得点

665点 (錦鯉)

平均 / レンジ

645点 / 37点差

データから見る2021年大会

錦鯉は1stラウンド655点で3位通過。1位のオズワルド(666点)との差は11点。最終決戦では4票を獲得して逆転優勝。1stラウンド3位からの優勝は、2020年のマヂカルラブリーに続く2年連続の「下位通過からの逆転」。

採点傾向分析

錦鯉への採点は審査員によって評価が分かれた。上沼恵美子は高得点を付け、「純粋な面白さ」を評価。一方、技術面を重視する審査員からは若干低めの評価も。しかし最終決戦では、長谷川の「天然の面白さ」が技術を超えた評価を受けた。オズワルドは1stラウンド1位通過ながら最終決戦で敗退し、「1stラウンド1位の呪い」が続いた。

大会レビュー

2021年大会は、錦鯉の長谷川雅紀(50歳)と渡辺隆が史上最年長で優勝した感動的な大会である。「おじさんでも夢は叶う」というメッセージは、M-1の枠を超えて社会全体に響いた。

長谷川の天然ボケは、50年間の人生経験から滲み出る「味」があった。渡辺の的確なツッコミは、長谷川のボケの面白さを最大限に引き出す「名脇役」として機能。シンプルながら爆発力のある漫才は、最終決戦で審査員の心を掴んだ。

50歳での優勝は、2015年に「結成15年以内」のルールが撤廃されたからこそ実現した快挙。ルール改正の意義を証明する結果ともなった。

審査員の視点

上沼恵美子はこの年を最後にM-1の審査員を退任。最後の大会で錦鯉に高い評価を付けたことは、上沼の「面白いものは面白い」という審査哲学の集大成だった。2001年から2021年まで、M-1の審査は大きく変遷したが、「面白さ」が最も重要な基準であることは変わらなかった。

審査員一覧:

上沼恵美子松本人志サンドウィッチマン富澤立川志らくナイツ塙中川家礼二オール巨人

この大会の注目ポイント

錦鯉の長谷川雅紀は、優勝後に「50歳でも夢は叶う。諦めなければ、いつかチャンスは来る」と語った。この言葉は、多くの視聴者に勇気を与え、SNSでは「#おじさんの星」がトレンド入りした。

1stラウンド採点一覧

順位コンビ合計平均
1位👑 錦鯉66595.0
2位オズワルド66494.9
3位ロングコートダディ66094.3
4位インディアンス65593.6
5位真空ジェシカ64992.7
6位ハライチ63590.7
7位モグライダー63490.6
8位もも63290.3
8位ゆにばーす63190.1
9位ランジャタイ62889.7

最終決戦 投票結果

錦鯉
5票
優勝
オズワルド
2票
2位
インディアンス
0票
3位

大会トリビア

  • 長谷川雅紀50歳は史上最年長優勝
  • 上沼恵美子が審査員を務めた最後の大会
  • オズワルドは2年連続最終決戦で敗退
  • エントリー数6,017組