統計分析

M-1グランプリ2001年〜2025年の全21大会の採点データを横断的に分析。 歴代最高得点ランキング、歴代チャンピオン一覧、審査員の採点傾向、年度別の得点分布を確認できます。

歴代最高得点ランキング TOP30

1stラウンドの合計得点が高い順にランキング。審査員の人数や採点基準は年度により異なるため、 単純な比較はできませんが、各年度内での相対的な評価の高さを示す指標となります。

順位コンビ年度合計点
1
エバース
2025870
2
バッテリィズ
2024861
3
たくろう
2025861
4
令和ロマン
2024850
5
真空ジェシカ
2024849
6
エバース
2024848
7
ドンデコルテ
2025845
8
真空ジェシカ
2025844
9
ヤーレンズ
2025843
10
豪快キャプテン
2025839
11
ジャルジャル
2015834
12
カナメストーン
2025830
13
中川家
2001829
14
ヨネダ2000
2025826
15
トレンディエンジェル
2015825
16
ヤーレンズ
2024825
17
トム・ブラウン
2024823
18
ママタルト
2025823
19
マユリカ
2024820
20
ダイタク
2024820
21
めぞん
2025820
22
ジョックロック
2024819
23
銀シャリ
2015818
24
タイムマシーン3号
2015816
25
スーパーマラドーナ
2015813
26
ママタルト
2024812
27
ハリガネロック
2001809
28
和牛
2015806
29
アメリカザリガニ
2001796
30
メイプル超合金
2015796

歴代チャンピオン一覧

2001年から2025年まで、M-1グランプリの歴代王者を一覧で紹介します。 2011年〜2014年は大会が休止されていました。2024年は令和ロマンが史上初の2連覇を達成しています。

2025
たくろう
1stラウンド 861点 / 審査員9名
2024
令和ロマン
1stラウンド 850点 / 審査員9名
2023
令和ロマン
1stラウンド 648点 / 審査員7名
2022
ウエストランド
1stラウンド 660点 / 審査員7名
2021
錦鯉
1stラウンド 665点 / 審査員7名
2020
マヂカルラブリー
1stラウンド 660点 / 審査員7名
2019
ミルクボーイ
1stラウンド 681点 / 審査員7名
2018
霜降り明星
1stラウンド 662点 / 審査員7名
2017
とろサーモン
1stラウンド 645点 / 審査員7名
2016
銀シャリ
1stラウンド 470点 / 審査員5名
2015
トレンディエンジェル
1stラウンド 825点 / 審査員9名
2010
笑い飯
1stラウンド 668点 / 審査員7名
2009
パンクブーブー
1stラウンド 659点 / 審査員7名
2008
NON STYLE
1stラウンド 649点 / 審査員7名
2007
サンドウィッチマン
1stラウンド 651点 / 審査員7名
2006
チュートリアル
1stラウンド 664点 / 審査員7名
2005
ブラックマヨネーズ
1stラウンド 659点 / 審査員7名
2004
アンタッチャブル
1stラウンド 673点 / 審査員7名
2003
フットボールアワー
1stラウンド 663点 / 審査員7名
2002
ますだおかだ
1stラウンド 612点 / 審査員7名
2001
中川家
1stラウンド 829点 / 審査員7名

審査員採点傾向

各審査員の平均点、最高点、最低点、採点レンジ(最高点と最低点の差)を比較します。 レンジが大きい審査員ほど、コンビ間の差をつける傾向があると言えます。 審査回数が多い順に表示しています。

審査員回数平均点最高最低レンジ
松本人志1786.0975047
オール巨人1192.4987919
中川家礼二1192.0978512
上沼恵美子990.8988117
中田カウス992.51027527
島田紳助984.71005050
ナイツ塙891.8998217
サンドウィッチマン富澤791.4978611
大竹まこと785.8957718
ラサール石井685.5966828
渡辺正行688.5957520
博多大吉591.797889
島田洋七586.8987919
立川志らく592.2998811
南原清隆485.9987622
春風亭小朝383.7956530
笑い飯哲夫391.2978710
NON STYLE石田291.2978314
かまいたち山内293.197898
アンタッチャブル柴田292.0988711
山田邦子290.595887
海原ともこ294.897925
西川きよし287.3977522
ますだおかだ増田190.3968511
チュートリアル徳井190.196888
パンクブーブー佐藤190.093867
フットボールアワー岩尾189.3968511
フットボールアワー後藤192.796897
ブラックマヨネーズ吉田187.8938310
ミルクボーイ駒場194.097916
大竹一樹191.2978710
宮迫博之191.3988810
東国原英夫188.492857
立川談志170.0805030
若林正恭192.395896
青島幸男181.5907515
鴻上尚史181.8857312

年度別得点分布

各年度の平均点、最高点、最低点、および得点差(スプレッド)を一覧表示します。 スプレッドが大きい年度ほど、コンビ間の実力差が大きかった(または審査員が差をつけた)ことを示します。 近年は採点基準が90点台に集中する傾向が見られ、スプレッドは縮小傾向にあります。

年度出場組数平均点最高点最低点スプレッド
202510組840.187082050
202410組832.786181249
202310組640.965962534
202210組644.766062535
202110組645.366562837
202010組643.866062139
201910組648.968162556
201810組641.866261646
201710組634.365360746
20169組450.747043634
20159組809.783478846
20109組633.966860761
20099組634.866860761
20089組620.664957673
20079組617.965157378
20069組604.9664558106
20059組609.765957386
20049組615.6673572101
20039組598.4663552111
20029組559.962152596
200110組716.9829540289

データから見るM-1グランプリの変遷

採点基準の変化

M-1グランプリの採点基準は、大会の歴史とともに大きく変化してきました。 初期の大会(2001年〜2003年頃)では、審査員によって50点台から95点台まで幅広い採点が見られ、 特に松本人志氏は他の審査員と比較して低めの点数をつける傾向がありました。 これは「本当に面白いものにだけ高い点をつける」という独自の基準によるものと考えられます。

2004年以降、徐々に採点が80点台〜90点台に集中するようになり、近年(2019年以降)では ほぼ全てのスコアが90点以上となっています。これは審査基準のインフレーションとも言えますが、 決勝に進出するコンビのレベルが年々向上していることの表れでもあります。

審査員の個性

審査員の採点傾向には明確な個性があります。オール巨人氏は漫才の技術面を重視し、 比較的安定した採点を行う傾向があります。一方、上沼恵美子氏は感情的な反応を重視し、 好みのスタイルには高得点、そうでないスタイルには厳しい点数をつけることで知られていました。

島田紳助氏は大会の創設者として独自の視点を持ち、「新しさ」や「挑戦」を評価する傾向がありました。 松本人志氏は「笑いの質」に対して厳格な基準を持ち、初期の大会では他の審査員より 10〜20点低い採点をすることも珍しくありませんでした。

最終決戦の傾向

最終決戦では、1stラウンドの順位と最終結果が異なることが少なくありません。 1stラウンド1位通過のコンビが必ずしも優勝するわけではなく、最終決戦でのネタ選びや 「後半有利」の傾向が結果に影響を与えています。サンドウィッチマン(2007年)のように 敗者復活から優勝するケースもあり、M-1の魅力の一つとなっています。