令和の新星 — 令和ロマンが結成4年目で掴んだ頂点
「知性派漫才」の勝利と、さや香2年連続の涙
優勝: 令和ロマン
審査員数
7名
決勝出場
10組
最高得点
659点 (さや香)
平均 / レンジ
641点 / 34点差
データから見る2023年大会
令和ロマンは1stラウンド652点で3位通過。1位のさや香(666点)との差は14点。最終決戦では4票を獲得して逆転優勝。さや香は2年連続で1stラウンド上位通過しながら最終決戦で敗退。
採点傾向分析
令和ロマンへの採点は、1stラウンドでは3位と控えめだったが、最終決戦では圧倒的な支持を得た。これは「1stラウンドと最終決戦では求められるものが違う」ことを示している。1stラウンドは「点数の積み重ね」、最終決戦は「一発の印象」。令和ロマンは後者で圧倒的な強さを見せた。
大会レビュー
2023年大会は、令和ロマンの髙比良くるまと松井ケムリが結成4年目という驚異的なスピードで優勝した大会である。くるまの知的なボケとケムリの柔らかいツッコミは、「知性派漫才」の新たな形を提示した。
「令和」の名を冠するコンビが令和時代のM-1を制したことは、象徴的な出来事として話題となった。くるまは慶應義塾大学出身で、その知性を漫才に活かすスタイルは、「漫才は知的な遊び」という新たな価値観を示した。
さや香は2年連続で最終決戦に進出しながらも優勝を逃し、「令和の和牛」とも呼ばれるようになった。新山と石井の漫才は技術的には最高峰でありながら、最終決戦で勝ちきれないという和牛と同じ課題を抱えていた。
審査員の視点
海原ともこが新たに審査員に加わり、女性審査員の枠を引き継いだ。ともこは「漫才の空気感」を重視する採点をし、令和ロマンの「知的な空気感」を高く評価した。また、哲夫(笑い飯)と柴田英嗣(アンタッチャブル)が審査員に加わり、歴代チャンピオンの視点がさらに充実した。
審査員一覧:
この大会の注目ポイント
令和ロマンのくるまは、優勝後に「結成4年目でも勝てることを証明したかった。M-1は実力があれば、キャリアは関係ない」と語った。この発言は、M-1が「実力主義」の大会であることを改めて示した。
1stラウンド採点一覧
| 順位 | コンビ | 合計 | 平均 |
|---|---|---|---|
| 2位 | さや香 | 659 | 94.1 |
| 1位 | ヤーレンズ | 656 | 93.7 |
| 3位 | 👑 令和ロマン | 648 | 92.6 |
| 4位 | 真空ジェシカ | 646 | 92.3 |
| 5位 | マユリカ | 645 | 92.1 |
| 6位 | カベポスター | 640 | 91.4 |
| 7位 | シシガシラ | 634 | 90.6 |
| 8位 | くらげ | 630 | 90.0 |
| 9位 | ダンビラムーチョ | 626 | 89.4 |
| 10位 | モグライダー | 625 | 89.3 |
最終決戦 投票結果
大会トリビア
- ●令和ロマンは結成4年目での優勝
- ●エントリー数8,540組で過去最多(当時)
- ●さや香は2年連続最終決戦で敗退
- ●真空ジェシカが2年連続決勝進出