ラストイヤーの奇跡 — とろサーモン久保田の「最後の4分間」
結成15年目の崖っぷちと、和牛2年連続の涙
優勝: とろサーモン
審査員数
7名
決勝出場
10組
最高得点
653点 (和牛)
平均 / レンジ
634点 / 46点差
データから見る2017年大会
とろサーモンは1stラウンド645点で2位通過。1位の和牛(656点)との差は11点。最終決戦では逆転し、4票を獲得して優勝。和牛は2年連続で1stラウンド1位通過しながら最終決戦で敗退。
採点傾向分析
和牛の656点は1stラウンドでダントツの1位。しかし最終決戦では4対2でとろサーモンに敗れた。データ的に見ると、和牛は「1stラウンドでは高得点を取るが、最終決戦では勝ちきれない」というパターンが2年連続で確認された。これは「安定した面白さ」と「一発の爆発力」の違いを示唆している。
大会レビュー
2017年大会は、とろサーモンの久保田かずのぶと村田秀亮が結成15年目のラストイヤーで悲願の優勝を果たした大会である。「これが最後のチャンス」という崖っぷちの状況が、最高のパフォーマンスを引き出した。
久保田の毒舌キャラクターと村田の天然ボケの組み合わせは、15年間の試行錯誤の末に到達した「完成形」だった。1stラウンドでは和牛に11点差をつけられたが、最終決戦では逆転。「最後の4分間」に全てを懸けた久保田の気迫が、審査員の心を動かした。
和牛は2年連続で最終決戦に進出しながらも優勝を逃し、「無冠の帝王」としての存在感をさらに強めた。
審査員の視点
春風亭小朝が審査員に復帰。小朝は「話芸」としての漫才を重視し、言葉の選び方やリズムを細かく評価する傾向があった。とろサーモンの「言葉のセンス」は小朝から特に高い評価を受けた。
審査員一覧:
この大会の注目ポイント
とろサーモンの久保田かずのぶは、優勝後に「15年間、ずっとM-1のことを考えてきた。最後の年に勝てて、漫才師として報われた」と涙ながらにコメント。この言葉は、2010年の笑い飯の優勝と同様、M-1が芸人にとっての「人生の目標」であることを示している。
1stラウンド採点一覧
| 順位 | コンビ | 合計 | 平均 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 和牛 | 653 | 93.3 |
| 2位 | ミキ | 650 | 92.9 |
| 3位 | 👑 とろサーモン | 645 | 92.1 |
| 4位 | スーパーマラドーナ | 640 | 91.4 |
| 4位 | かまいたち | 640 | 91.4 |
| 6位 | ジャルジャル | 636 | 90.9 |
| 7位 | さや香 | 628 | 89.7 |
| 8位 | ゆにばーす | 626 | 89.4 |
| 9位 | カミナリ | 618 | 88.3 |
| 10位 | マヂカルラブリー | 607 | 86.7 |
最終決戦 投票結果
大会トリビア
- ●とろサーモンは結成15年目のラストイヤーで優勝
- ●和牛は2年連続最終決戦で2位
- ●ミキが兄弟漫才で最終決戦進出
- ●エントリー数4,094組