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2007年大会

敗者復活の奇跡 — サンドウィッチマンが書き換えた歴史

「最後の1枠」から頂点へ — M-1史上最大のドラマ

優勝: サンドウィッチマン

審査員数

7名

決勝出場

9組

最高得点

651点 (トータルテンボス)

平均 / レンジ

618点 / 78点差

データから見る2007年大会

サンドウィッチマンは1stラウンド651点で4位通過。1位のトータルテンボス(664点)との差は13点。にもかかわらず最終決戦で5票を獲得して優勝。「1stラウンドの点数と最終結果は別物」を最も劇的に証明した大会。

採点傾向分析

この年の採点で注目すべきは、敗者復活枠のサンドウィッチマンが4位通過ながら最終決戦で圧勝した点。1stラウンドの合計点では13点差があったトータルテンボスに対し、最終決戦では5対1の大差。これは「4分間の一発勝負」という最終決戦の特性を如実に示している。また、オール巨人が初参加し、技術面を重視する採点傾向を見せた。

大会レビュー

2007年大会は、M-1の歴史の中で最もドラマチックな大会として語り継がれている。サンドウィッチマンは準決勝で敗退し、敗者復活戦から這い上がっての決勝進出。そこから史上初の「敗者復活からの優勝」を成し遂げた。

伊達みきおの強面を活かした「ピザ屋」ネタは、シンプルな設定から予想外の展開を生み出す構成力が光った。富澤たけしの「ちょっと何言ってるか分からない」というフレーズは、この大会をきっかけに国民的ギャグとなった。

視聴率は23.7%を記録し、当時の歴代最高。「最後まで何が起こるか分からない」というM-1の醍醐味が、最大限に発揮された大会だった。この「下剋上」のストーリーは、後のM-1ファンにとって「M-1を見る理由」の一つとなっている。

審査員の視点

オール巨人が初参加。巨人は漫才の「技術」を重視する採点で知られ、テンポ・間・構成力を細かく評価する姿勢を見せた。サンドウィッチマンへの評価は1stラウンドでは控えめだったが、最終決戦では巨人も投票しており、「技術面でも認めざるを得ない」レベルだったことが窺える。

審査員一覧:

島田紳助松本人志上沼恵美子ラサール石井オール巨人大竹まこと中田カウス

この大会の注目ポイント

サンドウィッチマンの伊達みきおは、敗者復活戦の直前に「もう一回チャンスがあるなら、全力でやるだけ」と語っていた。敗者復活戦では圧倒的な支持を得て復活し、その勢いのまま決勝でも優勝。「勢い」がM-1で重要な要素であることを証明した。

1stラウンド採点一覧

順位コンビ合計平均
2位トータルテンボス65193.0
1位👑 サンドウィッチマン65193.0
4位キングコング63891.1
3位ダイアン63490.6
5位笑い飯62989.9
6位ハリセンボン61287.4
7位千鳥59084.3
8位ザブングル58383.3
9位POISON GIRL BAND57381.9

最終決戦 投票結果

サンドウィッチマン
5票
優勝
トータルテンボス
2票
2位
キングコング
0票
3位

大会トリビア

  • 敗者復活からの優勝は史上初
  • 視聴率23.7%は歴代最高(当時)
  • トータルテンボスは1stラウンド1位も最終決戦で敗退
  • エントリー数4,239組